1999年11月3日、ハワイ・ホノルル沖のクルーズ客船上で行われた鮮烈な会見とともに、シングル『A・RA・SHI』でデビューを飾った嵐。相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔の5人が紡いできたメロディは、J-POPの枠組みを飛び越え、平成から令和へと至る日本社会の空気そのものを彩ってきました。2020年末のグループ活動休止を経て、2024年の「株式会社嵐」設立という新展開を迎え、2026年となった現在も、その音楽が色褪せる気配はありません。
世代を超えて愛され続ける理由はどこにあるのか。本稿では、嵐が世に送り出した膨大なディスコグラフィを徹底解剖。シングル、アルバム、カップリング、ソロ曲に至るまで全楽曲を年代順に整理しつつ、時代を動かしたメガヒットの誕生秘話や売上データの真相、そして2026年現在の5人の歩みとグループの未来像に迫ります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:1999年のデビュー曲『A・RA・SHI』から全58作のシングルおよびオリジナルアルバム17作を発売年代順に完全アーカイブ化。
- 要点2:ブレイクの転換点となった『Love so sweet』やミリオンを達成した『カイト』など、歴代売上ランキングとドラマタイアップの相乗効果をデータで実証。
- 要点3:2026年現在の各メンバーの活動状況、サブスク配信の実情、そして「株式会社嵐」設立以降の再始動に向けた現実的な展望とファンダムの心理構造を総括。
【年代順年表】嵐デビュー曲からの発売順年表と時代を映す全58作シングルの歩み
嵐の音楽史は、単なるアイドルのヒットチャートの記録にとどまらず、日本のポップミュージックがパッケージメディアからデジタル、そしてストリーミングへと変遷していった軌跡そのものです。まずは、嵐デビュー曲からの発売順年表として、グループの表現形態がどのように進化していったのかを4つのフェーズに分けて振り返ります。
1999年から2001年の「ポニーキャニオン期(黎明期)」は、ヒップホップやファンク、R&Bの要素を大胆に取り入れた実験的なアプローチが特徴です。櫻井翔によるラップ(通称:サクラップ)と大野智の圧倒的なフェイクが絡み合うサウンドは、当時のジャニーズ楽曲の中でも異彩を放っていました。2001年冬の自主レーベル「J Storm」設立以降は、より親しみやすいポップネスとグループの等身大のメッセージ性が前面に押し出されていきます。
以下の年表は、リリース年ごとの全58作のシングル一覧です。激動の時代背景とともに、5人が残した足跡が刻まれています。
【黎明期・模索期:1999年〜2005年】
・1999年:『A・RA・SHI』(11月3日)
・2000年:『SUNRISE日本/HORIZON』(4月5日)、『台風ジェネレーション -Typhoon Generation-』(7月12日)、『感謝カンゲキ雨嵐』(11月8日)
・2001年:『君のために僕がいる』(4月18日)、『時代』(8月1日)
・2002年:『a Day in Our Life』(2月6日)、『ナイスな心意気』(4月17日)、『PIKA☆NCHI』(10月17日)
・2003年:『とまどいながら』(2月13日)、『ハダシの未来/言葉より大切なもの』(9月3日)
・2004年:『PIKA★★NCHI DOUBLE』(2月18日)、『瞳の中のGalaxy/Hero』(8月18日)
・2005年:『サクラ咲ケ』(3月23日)、『WISH』(11月16日)
【ブレイク・黄金期:2006年〜2011年】
・2006年:『きっと大丈夫』(5月17日)、『アオゾラペダル』(8月2日)
・2007年:『Love so sweet』(2月21日)、『We can make it !』(5月2日)、『Happiness』(9月5日)
・2008年:『Step and Go』(2月20日)、『One Love』(6月25日)、『truth/風の向こうへ』(8月20日)、『Beautiful days』(11月5日)
・2009年:『Believe/曇りのち、快晴』(3月4日)、『明日の記憶/Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜』(5月27日)、『Everything』(7月1日)、『マイガール』(11月11日)
・2010年:『Troublemaker』(3月3日)、『Monster』(5月19日)、『To be free』(7月7日)、『Love Rainbow』(9月8日)、『Dear Snow』(10月6日)、『果てない空』(11月10日)
・2011年:『Lotus』(2月23日)、『迷宮ラブソング』(11月2日)
【円熟・国民的成熟期:2012年〜2018年】
・2012年:『ワイルド アット ハート』(3月7日)、『Face Down』(5月9日)、『Your Eyes』(6月6日)
・2013年:『Calling/Breathless』(3月6日)、『Endless Game』(5月29日)
・2014年:『Bittersweet』(2月12日)、『GUTS !』(4月30日)、『誰も知らない』(5月28日)
・2015年:『Sakura』(2月25日)、『青空の下、キミのとなり』(5月13日)、『愛を叫べ』(9月2日)
・2016年:『復活LOVE』(2月24日)、『I seek/Daylight』(5月18日)、『Power of the Paradise』(9月14日)
・2017年:『I'll be there』(4月19日)、『つなぐ』(6月28日)、『Doors 〜勇気の軌跡〜』(11月8日)
・2018年:『Find The Answer』(2月21日)、『夏疾風』(7月25日)、『君のうた』(10月24日)
【挑戦・デジタル変革期:2019年〜2020年】
・2019年:『BRAVE』(9月11日)、『Turning Up』(配信:11月3日)
・2020年:『A-RA-SHI : Reborn』(配信:1月4日)、『カイト』(7月29日)、『IN THE SUMMER』(配信:7月24日)、『Whenever You Call』(配信:9月18日)、『Party Starters』(配信:10月30日)
この歩みの中で特に見逃せないのが、メンバーの主演作を軸とした嵐ドラマ主題歌タイアップ一覧としての側面です。『花より男子』シリーズの『WISH』『Love so sweet』『One Love』、『木更津キャッツアイ』の『a Day in Our Life』、『山田太郎ものがたり』の『Happiness』、『魔王』の『truth』など、ドラマの物語と楽曲の世界観が完全に融合し、茶の間の記憶に深く刻まれました。音楽ジャーナリズムの現場でも「嵐のシングルは金曜夜や日曜夜のテレビカルチャーそのものであった」と語り継がれています。
嵐の歴代シングル売上ランキングと売上推移の真相|数字が語る国民的ブレイクの分岐点
デビュー当時の鮮烈なスタートから、中堅期の雌伏、そして未曾有の国民的爆発へ。嵐の歴代シングル売上ランキングを詳細に精査すると、グループの歩みが極めて稀有な「逆V字回復型」の曲線を描いていた事実が浮かび上がります。
一般的に、大型アイドルグループはデビュー作で最大瞬間風速を記録し、以降は緩やかに減少していくケースが少なくありません。事実、1999年のデビュー曲『A・RA・SHI』は約97.3万枚という驚異的なメガヒットを記録したものの、その後の数年間は20万枚〜30万枚前後で推移する膠着状態が続きました。しかし、その潮目を決定的に変えたのが、2007年の『Love so sweet』でした。
松本潤が出演したドラマ『花より男子2(リターンズ)』の大ヒットとともに、同曲はオリコン年間ランキング4位に食い込み、翌2008年の『truth/風の向こうへ』では遂に年間シングルランキング1位を獲得。さらに2位にも『One Love』がランクインし、オリコン史上19年ぶりとなる「年間1位・2位独占」を達成しました。この時期を境に、嵐はティーン層の支持を超えた「国民的インフラ」としての地位を確立したのです。
| 楽曲名(リリース年) | 詳細・数値データ(売上枚数等) | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 『カイト』 (2020年7月) | 累計売上:約114.7万枚 (グループ初のシングルミリオン達成) | 2020年代のCD市場におけるミリオン達成は年間数作のみ | NHK東京五輪テーマ。米津玄師との協働が幅広い層を惹きつけ、休止直前の有終の美を飾った。 |
| 『A・RA・SHI』 (1999年11月) | 累計売上:約97.3万枚 (初動売上:約55.7万枚) | CDバブル全盛期における新人デビュー初動のトップ水準 | バレーボールW杯の熱狂とスケルトン衣装の衝撃。グループのアイデンティティを確立。 |
| 『truth/風の向こうへ』 (2008年8月) | 累計売上:約65.9万枚 (2008年オリコン年間1位獲得) | 年間50万枚超で年間トップ争いとなる市場縮小期 | 大野智主演『魔王』主題歌の重厚なストリングスと北京五輪テーマの双璧。国民的ブレイクを証明。 |
| 『Love so sweet』 (2007年2月) | 累計売上:約45.6万枚 (ロングセラーとなり年間4位) | 前作対比で売上が約200%以上伸長する異例の推移 | グループの命運を分けた歴史的ターニングポイント。王道ポップスの金字塔。 |
そして2020年、活動休止前ラストシングルとなった『カイト』において、嵐はデビュー21年目にして自身初となるシングルミリオンセラー(日本レコード協会ミリオン認定)を達成しました。単なるノスタルジーではなく、現役のトップランナーとしてフィジカルCDの頂点に君臨し続けた事実は、音楽関係者の間でも「後にも先にも類を見ない持続的成長のモデルケース」として高く評価されています。
アルバム発売順一覧まとめと歴代ベスト盤の系譜|ソロ曲収録詳細に見る5人の個性
シングルがグループの「表の顔」であるならば、アルバムは5人の飽くなき音楽的冒険と、それぞれのアーティスト性が深く刻まれた「精神的支柱」です。ここでは、嵐アルバム発売順一覧まとめとともに、記念碑的なベストアルバムの変遷、さらに各メンバーの作家性が色濃く出たソロ曲の詳細を紐解きます。
オリジナルアルバムの変遷とサウンドデザインの成熟
2001年の1st『ARASHI No.1〜嵐は嵐を呼ぶ〜』から2020年の『This is 嵐』まで、オリジナルアルバムは通算17作がリリースされました。
・2001年:『ARASHI No.1〜嵐は嵐を呼ぶ〜』
・2002年:『HERE WE GO !』
・2003年:『How's it going ?』
・2004年:『いざっ、Now』
・2005年:『One』
・2006年:『ARASHIC』
・2007年:『Time』
・2008年:『Dream "A" live』
・2010年:『僕の見ている風景』
・2011年:『Beautiful World』
・2012年:『Popcorn』
・2013年:『LOVE』
・2014年:『THE DIGITALIAN』
・2015年:『Japonism』
・2016年:『Are You Happy ?』
・2017年:『「untitled」』
・2020年:『This is 嵐』
2000年代中盤の『One』や『Time』ではブラックミュージックやUKロックの意匠を取り入れ、2010年代の『THE DIGITALIAN』ではEDMと生楽器の融合を志向。さらに2015年の『Japonism』では「日本を再発見する」という壮大なテーマのもとで和楽器とダンスビートを交差させるなど、常に最新の世界標準サウンドを意識したプロダクションが貫かれていました。
嵐ベストアルバム歴代リリース順が示す圧倒的な実績
嵐の歴史を俯瞰するうえで欠かせないのが、節目ごとに放たれたベスト盤の存在です。
1. 2002年:『嵐 Single Collection 1999-2001』
2. 2004年:『5×5 THE BEST SELECTION OF 2002←2004』
3. 2009年:『All the BEST! 1999-2009』(発売初年でミリオンを突破)
4. 2012年:『ウラ嵐マニア』(公式通販限定の裏ベスト・カップリング集)
5. 2019年:『5×20 All the BEST!! 1999-2019』
特に2019年6月にリリースされた『5×20 All the BEST!! 1999-2019』は、国内外で累計330万枚以上を売り上げ、国際レコード産業連盟(IFPI)によって「2019年に世界で最も売れたアルバム(Global Album of 2019)」として公式認定されました。テイラー・スウィフトやBTSを抑えての世界的戴冠は、20年間にわたりファンとの信頼関係を築き上げてきた嵐ならではの快挙でした。
嵐ソロ曲アルバム収録詳細に見る5つの才能のベクトル
2005年のアルバム『One』以降、各メンバーのソロ楽曲が恒例企画となりました。これらの楽曲には、グループ活動では見せない個々の鋭利なクリエイティビティが凝縮されています。
・大野智:『Rain』(One収録)、『Song for me』(Time収録)、『Hit the floor』(LOVE収録)、『Bad boy』(Are You Happy ?収録)。圧倒的なピッチ精度を誇るボーカルと、天性のリズム感による精緻なダンスパフォーマンスは、アイドルの枠を完全に超えた純粋芸術の領域に達していました。
・櫻井翔:『Hip Pop Boogie』(Dream "A" live収録)、『T.A.B.O.O』(僕の見ている風景収録)、『Hey Yeah!』(THE DIGITALIAN収録)。自作のリリックを通じて自らの生き様や批評精神を叩き込むスタイル。特に『Hip Pop Boogie』は、彼が背負ってきた葛藤とプライドが克明に綴られた名曲です。
・相葉雅紀:『Friendship』(Time収録)、『Hello Goodbye』(Dream "A" live収録)、『Disco Star』(THE DIGITALIAN収録)。周囲を明るく照らす陽性のエネルギーと祝祭感。『Disco Star』ではコンサート会場全体を熱狂の渦に巻き込む独自のエンターテインメント性を確立しました。
・二宮和也:『虹』(Time収録)、『それはやっぱり君でした』(Popcorn収録)、『Gimmick Game』(Dream "A" live収録)。自ら作詞・作曲・ピアノ演奏を手掛けるシンガーソングライターとしての才覚。『虹』における切ない語り口と情景描写の巧みさは、現在も多くのアーティストから絶賛されています。
・松本潤:『Yabai-Yabai-Yabai』(Time収録)、『Come back to me』(僕の見ている風景収録)、『Shake it !』(Popcorn収録)、『Baby blue』(Are You Happy ?収録)。コンサートの総合演出を一手に引き受ける松本らしく、ステージ上の視覚効果や照明、オーディエンスの視線を緻密に計算し尽くした先駆的なコンセプチュアル楽曲が並びます。
隠れた名曲カップリング一覧とコンサート定番曲|ファンが熱狂する「裏・名曲群」の凄み
嵐の音楽的奥深さを語るうえで、シングルのB面に配置された「カップリング曲」の存在を避けて通ることはできません。コアなファンの間では「むしろカップリングにこそ嵐の本質がある」と長年語り継がれてきました。
その代表格が、2007年のシングル『Happiness』の通常盤に収録された『Still...』です。別れと旅立ちを前向きに捉えたエモーショナルなメロディと、櫻井翔が手掛けた胸に迫るリリック。音楽情報誌やファン投票企画が実施されるたびに、シングル表題曲を抑えて堂々の1位を獲得し続けるという、日本のポップス界でも極めて珍しい現象を起こしています。
【ファンの支持を集める嵐の隠れた名曲カップリング一覧】
・『Still...』(2007年『Happiness』収録):ファン投票不動の人気ナンバー
・『Season』(2009年『Everything』収録):卒業や新生活を彩る珠玉のバラード
・『僕が僕のすべて』(2008年『Beautiful days』収録):自己肯定と等身大の勇気を与える名曲
・『スパイラル』(2001年『君のために僕がいる』収録):初期の洗練されたファンクチューン
・『時計じかけのアンブレラ』(2009年『マイガール』収録):スリリングな変拍子と緊張感あふれるサウンド
・『花』(2016年『I seek/Daylight』収録):アコースティックな温もりに満ちた佳曲
【実態検証】嵐コンサート定番曲とネットの反応に見る「圧倒的一体感」
嵐のコンサートといえば、国立霞ヶ丘競技場や全国5大ドームを埋め尽くす観客とメンバーが一体化する祝祭空間でした。SNSや大手掲示板(5chなど)のコミュニティを検証すると、今なお「現場の熱気」として語り継がれる特定のアンセムが存在します。
オープニングや本編ラストを飾る『感謝カンゲキ雨嵐』での「Smile Again ありがとう」の大合唱、アンコールで会場を揺らす『ファイトソング』(二宮和也作曲・メンバー共作詞)や『エナジーソング〜絶好調超!!!!〜』、そしてファンと嵐がユーモアたっぷりに踊り明かす『CARNIVAL NIGHT part2』など、これらの楽曲が鳴り響いた瞬間のスタジアムの地鳴りのような歓声は、体験した者すべての脳裏に焼き付いています。
ネット上のファンの声を見ても、「嵐のライブ定番曲は、聴くだけで当時のペンライトの海や5人の笑顔がフラッシュバックして涙が出る」「コール&レスポンスの一体感は唯一無二だった」といった声が2026年の現在も絶え間なく投稿されており、彼らのライブパフォーマンスが世代の記憶として定着している実態が浮き彫りになっています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|サブスク全曲配信の恩恵と音源流通のリアル
音楽の聴取形態がCDからストリーミングへ完全に移行した現在、ネット上で頻繁に見られるのが「嵐の楽曲はサブスクで全曲聴けるのか?」という疑問です。ここには、一般リスナーが陥りやすい重要な盲点が存在します。
結論から言えば、「嵐のすべての音源がサブスクで配信されているわけではない」というのが客観的な事実です。
2019年11月、嵐はデビュー20周年の記念日に突如としてApple Music、Spotify、Amazon Musicなどの各種ストリーミングサービスへの音源配信を一挙に解禁しました。この際、全58作のシングル表題曲およびデジタル限定シングル(『Turning Up』『Whenever You Call』など)は世界中で配信がスタートし、大きな話題を呼びました。これにより、誰もが知る代表的なヒット曲はスマートフォン一つで即座にアクセスできるようになりました。
しかし、ネット上の誤解として注意すべきなのは、「過去のオリジナルアルバムの大部分や、膨大な名作カップリング曲は、依然としてサブスク未解禁のまま据え置かれている」という点です(2026年現在)。
前述した伝説のカップリング『Still...』や、メンバーの個性が詰まった数々のソロ曲、そして『Time』や『いざっ、Now』といった初期〜中期のオリジナルアルバムに収録されている名曲群の多くは、デジタル配信プラットフォーム上には存在しません。これらを高音質で楽しむためには、現在も正規のフィジカルCD盤(通常盤・初回限定盤)や、2012年に限定リリースされた『ウラ嵐マニア』などのパッケージメディアを調達する必要があります。この「配信の利便性とフィジカルの希少性」の乖離こそが、中古CD市場で嵐の旧譜アルバムが高値で取引され続けている背景にあります。
嵐活動休止の経緯と真相|2026年最新動向と再結成・活動再開へのリアリズム
2019年1月27日、日本中に走った電撃ニュース。それは「2020年12月31日をもって嵐としての活動を休止する」という決断でした。記者会見においてリーダーの大野智は「一度何事にも縛られず、自由な生活をしてみたい」と語り、その思いを尊重した他の4人が時間をかけて話し合いを重ね、「5人でなければ嵐ではない」という確固たる意志のもとで導き出された結論でした。
コロナ禍に見舞われた2020年を最後まで走り抜け、12月31日の生配信ライブ『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』をもってグループは宣言通り活動を休止。それから月日が流れた2024年4月、5人は連名で「株式会社嵐」の設立を発表しました。STARTO ENTERTAINMENTへの移行期において、グループとしての権利や自立的な意思決定の場を確保するための戦略的な一手であり、ファンに大きな希望の光を与えました。
では、嵐メンバーの現在と2026年最新動向はどうなっているのでしょうか。各メンバーの現在地を整理します。
・大野智:公の場での芸能活動は完全に休止を維持。趣味のアート制作や南の島での静かな暮らしを送りながらも、株式会社嵐の役員に名を連ねており、メンバーとの私的な連絡は途絶えていません。
・櫻井翔:報道番組のキャスターや大型音楽特番の司会者として、ジャーナリスティックかつ知性的なポジションを不動のものにしています。
・二宮和也:個人事務所「オフィスにの」を設立して独立。卓越した演技力で映画・ドラマの主演を重ねる一方、SNSやYouTubeチャンネルを通じたファンとの直接対話を精力的に行っています。
・相葉雅紀:バラエティ番組のMCや動物番組、舞台など、持ち前の温かい人柄を活かしたマルチな活躍を継続。
・松本潤:NHK大河ドラマ主演を経て、個人エージェント契約を締結。俳優業のみならず、舞台演出や後進のプロデュースなど、クリエイティブの最前線で指揮を執り続けています。
芸能関係者や報道各社の取材データを総合すると、嵐再結成や活動再開の最新ニュースに関しては、「今すぐに恒常的なグループ活動を全面再開する」という短絡的なシナリオは現実的ではないと見られています。しかし、デビュー記念日の節目やアニバーサリーイヤーにおける「限定的なライブステージ」や「新曲のサプライズ発表」の可能性については、メンバー間でも完全に閉ざされているわけではありません。何より、5人全員が「嵐という母港」を何よりも大切に守り続けている姿勢こそが、2026年現在の確固たるリアルです。
【プロの結論】「5人であること」の心理的バウンダリーとファンダムの成熟
社会学およびグループダイナミクスの観点から嵐という存在を分析すると、極めて興味深い教訓が浮かび上がります。
昭和から平成にかけての日本の男性アイドルグループにおいて、メンバーの脱退や不仲による空中分解は決して珍しい現象ではありませんでした。個人の自我とグループのパブリックイメージの衝突、そして過度な共依存関係は、時に組織の崩壊を招きます。しかし嵐は、誰か一人でも欠けたら嵐ではないという美学を貫き、大野智の「個人の人生を生きたい」という切実な願いに対して、脱退ではなく「グループ全体の休止」という究極の選択を全員一致で下しました。
これは、他者の尊厳を守りながら健全な自立を維持する「心理的バウンダリー(境界線)」の確立にほかなりません。互いを縛り付けず、かといって見捨てることもせず、それぞれが大人のプロフェッショナルとして自立したうえで、ひとつの屋根(株式会社嵐)を共有する。この成熟した関係性こそが、ファンが活動休止後も失望せず、穏やかに5人を待ち続けることができる心理的安全性の土台となっています。過剰な再結成のプレッシャーをかけるのではなく、それぞれの現在地を尊重し見守るというファンダムの姿勢は、現代における「健全な推し活」の模範的なロールモデルと言えます。
【嵐 曲 一覧 年代 順】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:嵐の歴代シングルの中で、最も売れた楽曲は何ですか?
A1:日本レコード協会の認定データおよびオリコン累計売上において、最も高いセールスを記録したのは2020年7月にリリースされた58枚目のシングル『カイト』です。累計出荷・売上枚数は約114.7万枚を記録し、嵐のシングルとして唯一のミリオンセラーを達成しています。次いでデビュー作の『A・RA・SHI』(約97.3万枚)となっています。
Q2:サブスクリプション(Apple MusicやSpotifyなど)で嵐の曲は全曲聴けますか?
A2:いいえ、すべての楽曲が配信されているわけではありません。配信されているのは主に「全58作のシングル表題曲」や一部のデジタル限定配信曲、ベスト盤の一部です。多くのオリジナルアルバムに収録されている名曲や、ファンの間で絶大な人気を誇るカップリング曲(『Still...』『Season』など)、メンバーのソロ曲はサブスク未解禁となっています。そのため、嵐の音楽世界を完全に網羅するには、現在もCD音源(通常盤や初回限定盤など)の所有が必要です。
Q3:2026年現在、嵐の再結成やコンサート開催の予定はありますか?
A3:2026年現在、公式から具体的な再結成ライブや全国ツアーの開催が正式アナウンスされた事実はありません。ただし、2024年にメンバー5人が出資して「株式会社嵐」を設立したことで、グループの将来に関する意思決定のプラットフォームは整っています。大野智の体調や意向、他4人のスケジュールを丁寧に擦り合わせながら、記念すべきタイミングでの限定的なイベントやパフォーマンスの実現に向けて、水面下での環境づくりは継続的に進められていると見られています。
まとめ:色褪せない名曲のアーカイブと未来への期待
1999年のデビューから半四半世紀を超え、嵐が遺してきた音楽は、もはや一過性の流行歌ではなく、日本の大衆文化における普遍的な財産となりました。年表を紐解けば、それぞれの楽曲がリリースされた当時の街の風景、ドラマのワンシーン、そして自分自身の人生の記憶が鮮やかによみがえってきます。
2026年現在、5人はそれぞれのフィールドで自らの表現を磨き続けています。彼らが守り抜いた「嵐」という船が再び大海原へ漕ぎ出すその日を信じながら、まずは残された豊かなディスコグラフィの数々に改めて耳を傾けてみてはいかがでしょうか。年代順に楽曲を追う旅は、嵐というグループの誠実さと、時代を駆け抜けた5つの魂の軌跡を再発見させてくれるはずです。 (出典: 嵐 曲 一覧 年代 順(Yahoo!ニュース))