📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「例のプール」は『仮面ライダーW』第14話や『仮面ライダーフォーゼ』第20話などに実在のロケ地として実際に登場している。
- 要点2:起用の理由はネットのネタではなく、「都内・屋内・温水・採光良好」という冬場の過酷な特撮撮影をクリアする純粋な制作上の利便性にある。
- 要点3:ロケ地は新宿のハウススタジオ「ピーススタジオ(花園ルーム)」であり、現在もコスプレ撮影や各種番組制作で広く利用されている。
【徹底検証】仮面ライダーに「例のプール」は本当に出た?登場回とシーン一覧
『仮面ライダーW』第14話「少女…Sの選択/名探偵の切り札」
『仮面ライダーフォーゼ』第20話「超・格・稀・人」
| 作品名・該当話数 | 放送日/劇中設定 | 主な登場シーン・状況 | 編集部の検証メモ |
|---|---|---|---|
| 仮面ライダーW 第14話 | 2009年12月13日 大富豪の邸宅内プール | 依頼人の保護および捜査シーン。プールサイドでの会話劇。 | 最も知名度が高い登場回。高級感の演出として極めて自然に使用。 |
| 仮面ライダーフォーゼ 第20話 | 2012年1月29日 高級会員制フィットネスクラブ | 弦太朗たちが聞き込みを行う場面。水着姿のシーンも存在。 | 冬場の撮影ながら日差しが差し込む明るい屋内プールとして活用。 |
| 非公認戦隊アキバレンジャー 第8話/痛 第3話 | 2012年/2013年 特撮パロディ・作中作 | 「例のプール」であることを逆手に取ったメタギャグシーン。 | 東映公式がネットミームを自覚的にネタとして昇華した歴史的怪作。 |
| 世にも奇妙な物語 / 相棒 ほか 各シリーズ | 2000年代〜現在 セレブ宅・ホテル・密談場所 | 事件現場や重要人物のプライベート空間として頻繁に登場。 | 特撮に限らずキー局ドラマの定番高級ロケ地として機能。 |
ロケ地「ピーススタジオ 花園ルーム」の正体|なぜ都内一等地にあるのか?
ネット上で「例のプール」と呼ばれるロケ地の正式名称は、東京都新宿区にある撮影用ハウススタジオ「ピーススタジオ(花園ルーム / No.136 Hanazono Room)」です。 新宿御苑近くの閑静なエリアに位置するこのスタジオは、高級マンションの最上階メゾネットタイプを改装したスタジオ空間となっており、以下のような設備スペックを誇ります。- 立地条件:東京都新宿区(主要テレビ局や東映東京撮影所からのアクセスが良好)
- 施設構造:ガラス張りの吹き抜け天井、採光用サンルーフ、隣接するバーカウンターおよびリビングルーム
- プール設備:温水循環システム完備の屋内プール(年間を通じて一定の水温を維持可能)
なぜ子供向け特撮で使われたのか?制作現場のリアルな事情と裏側
「なぜ子供向け番組のスタッフがそのプールを選んだのか?」という疑問に対して、一部では「スタッフのお遊びではないか」と囁かれることもあります。しかし、東映の特撮制作現場における実情を掘り下げると、極めてプロフェッショナルかつ合理的な理由が浮かび上がってきます。1. 過酷な冬場のスケジュールと「屋内温水プール」の希少性
仮面ライダーシリーズの撮影スケジュールにおいて、12月〜1月放送分の撮影はまさに真冬の11月〜12月に行われます。日本の冬場に「セレブの邸宅にあるプール」や「リゾート感のあるプール」を屋外で撮影することは、気温的にも役者の体調管理面でも不可能です。 都内で「撮影許可がスムーズに取れ、温水完備で、自然光が差し込む屋内プール」という条件を絞り込むと、スタジオ検索データベース上で最上位に浮上するのがこの花園ルームでした。2. 制作予算とタイトな移動時間
特撮番組は毎週1話分の濃密なアクションとドラマを限られた予算と日数で撮り切る必要があります。大泉学園にある東映東京撮影所から近く、都心での他ロケとセットで同日に回れる新宿エリアのスタジオは、ロケーション・マネージャー(ロケハン担当)にとって移動コストを劇的に削減できる理想的なロケーションだったのです。 現場のロケハン担当者は「アダルトビデオで有名だから」選んだのではなく、純粋に「高級感のある室内温水プールスタジオ」というカタログスペックに基づいて正規に発注していました。ネット騒然の背景と反響|日曜朝の「お茶の間二重構造」を読み解く
放送当時、なぜこれほどまでに大きな話題となったのでしょうか。そこには、インターネット黎明期からSNS普及期にかけて形成された、日本独自のサブカルチャー的受容構造が存在します。ネットミームの文脈共有が生んだ「笑い」
2000年代後半、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やニコニコ動画を通じて「あのプール=例のプール」という共通認識がネットユーザーの間で完全に定着していました。そのアングラなミームが、日曜日の朝8時という最もクリーンなファミリー向け時間帯に何食わぬ顔で映し出されたことで、強烈なコンテクストの衝突が発生したのです。 リアルタイム実況では「翔太郎、そこはダメだ!」「見たことあるプールで事件が起きている」といった投稿が殺到し、X(旧Twitter)のトレンド上位を席巻しました。子供と大人が異なる情報を受け取る「重層的メディア空間」
特撮ドラマは、メインターゲットである子供たちには「かっこいい大富豪の家」として映り、同伴して視聴している親世代や若年層の特撮ファンには「ネットのあの場所」として認識されます。作品本来のストーリーを損なうことなく、知っている層だけが勝手に盛り上がるという、現代的なメディアの二重構造が見事に成立した瞬間でした。 さらに後年、東映自身が制作したパロディ特撮『非公認戦隊アキバレンジャー』では、この現象を逆手に取り「例のプール」での戦闘シーンを自虐的に描くなど、公式自らがカルチャーとして公認・昇華していく寛容さも見せました。【2026年最新】例のプールの現在の状況と聖地巡礼・一般利用のリアル
誕生から長い年月が経過した2026年現在、「例のプール」ことピーススタジオ花園ルームはどのような状況にあるのでしょうか。一般人の聖地巡礼や利用は可能なのか?
現在も同スタジオは撮影スタジオとして稼働しており、一般のファンやクリエイターによる利用が可能です。ただし、観光地のような見学施設ではないため、以下の条件とルールを理解しておく必要があります。- 利用形態:完全予約制の時間貸しレンタルスタジオ。
- 主な用途:コスプレ撮影会、ポートレート撮影、YouTubeやMVの収録、インディーズドラマ制作など。
- 料金相場:1時間あたり約15,000円〜25,000円前後(スチール/ムービー、利用人数や曜日・時間帯により変動)。
利用を検討する人へのアドバイス
仲間内で割り勘をしてコスプレ撮影や作品撮りを行うクリエイターにとっては、特撮やネットカルチャーの歴史を肌で感じられる価値ある体験となります。一方で、「外観だけ見に行く」「アポなしで訪問する」といった行為は近隣住民やスタジオ運営への迷惑となるため厳禁です。利用する際は、正規のスタジオ予約窓口から規約を遵守して申し込む必要があります。【例のプール 仮面ライダー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:仮面ライダーの制作陣は「例のプール」が有名だと知っていて使ったのですか?
A1:当初の『仮面ライダーW』や『フォーゼ』の現場では、純粋に「都内にある撮影可能な屋内温水プール」という利便性・条件面から選定されていました。制作陣がネタとして意図的に仕掛けたわけではなく、スタジオの利便性が生んだ偶然の一致です。ただし、後に制作された『非公認戦隊アキバレンジャー』では、完全にネットでの認知度を把握した上でネタとして活用されています。
Q2:ウルトラマンやスーパー戦隊など、他の特撮作品にも登場していますか?
A2:はい、登場しています。『特命戦隊ゴーバスターズ』をはじめとするスーパー戦隊シリーズの複数話や、深夜特撮『牙狼〈GARO〉』シリーズ、さらには円谷プロの作品などでも室内プールシーンとして活用されています。特撮業界全体で重宝されている定番ロケ地の一つです。
Q3:一般人でもプールに入って泳ぐことはできますか?
A3:スタジオを正規にレンタル利用している時間内であれば、プール内に入っての撮影や入水は可能です。温水機能も備わっています。ただし、遊泳用の大型市民プールではなく撮影用スペースであるため、安全管理や水浸しへの配慮などスタジオ側の利用規約を厳守する必要があります。 (出典: 例のプール 仮面ライダー(Yahoo!ニュース))